SUCCESSON
〜遷りゆく富士山の森の中で〜
NPO法人 富士山ホシガラスの会
(静岡県御殿場市)
令和8年1月31日(土)〜 3月1日(日)
火曜定休日

富士山の自然の移り変わりを写真とパネルで紹介します。タイトルの「SUCCESSON」は自然科学の分野では「遷移」と訳されます。 “plant succession” で植物遷移。これは植物群落が、それ自身の作り出す環境の推移によって他の種類へと交代し、最終的には安定した極相へと変化していくことを意味する言葉です。富士山は日本の多くの山と比較すると新しい火山で、植生は極相まで至っていません。千年前からブナの森だった・・・という信越や東北の山とは違うのです。遷移の真っ只中の森、それが富士山の自然の面白さの一つだと思います。サブタイトル「遷りゆく(うつりゆく)・・・」も、遷移していくという意味で、「遷」という漢字を当てました。
- 展示する写真は、外から眺めた富士山ではなく、ほとんどが富士山五合目以下の森の中で撮影したものです。よくある「富士山写真展」とは全く違う富士山をご覧いただけます。
- 富士山ホシガラスの会理事長 菅常雄氏撮影の野鳥写真も多数。キツツキの巣(古巣の実物)も展示します。
- パネル展示は富士山(静岡県側)の森の現状を紹介するものです。ニホンジカによる食害、スズタケの消失、ナラ枯れ被害など近年問題になっている変化にスポットをあてます。ホシガラスの会が森の中に設置した植生保護柵の効果も解説します。
- 2月23日 富士山の日にはギャラリートークを実施します。
- 2月23日以外も週末を中心にホシガラスの会メンバーが会場におりますので、遠慮なくお声かけください。
メンバーの在廊予定、最新情報などはこちらに記載いたします。
では、会場でお会いできるのを楽しみにしております。