今年で3回目になった冬の安曇野「ギャラリー・レクラン」での写真交流展「十人十色」。私も3回目の出展で一応皆勤賞。

 題材をストリート・スナップにすることは、かなり早い時期に決めていました。展示の時期までにコロナ禍は治らず、きっとコロナ禍前の街の姿が心に響くのではなかろうか・・・との思いからです。当たって欲しくない予想でしたが、会期中はいわゆる第3波。地域によっては緊急事態宣言発令中の最中でした。

 スナップ写真はフイルム時代はほとんど撮りませんでした。撮っていたのは自然写真や風景写真が主。スナップを撮り始めたのはデジタルになってからで、お金を気にせずガシャガシャ撮れるようになったことがやはり大きいと思います。そしてもう一つのきっかけが数年間のアメリカ滞在。この時期にスナップ写真と自然写真の撮影枚数が逆転しました。今回、展示したアメリカ各地の写真はその当時に撮影したものです。帰国後もその流れでスナップ写真を撮ることが多くなりました。ただ東京などはワザワザ撮りに行くのではなく、ほぼ100%出張ついでです。画面のこちら側にはコンデジを持ったスーツ姿のジジイがいると想像して見てもらうと、写真の趣も若干違って見えるかもしれません。

最近、とくに日本ではスナップ写真への風当たりが強いですが、これからも逮捕されない程度にボチボチ撮っていきたいと思います。

品川駅

左は展示室の様子です。

展示した写真は全てA4サイズの染料タイプのインクジェットプリント。ただし用紙にはこだわって、アート紙や和紙タイプも含め20種以上の銘柄のものを使いました。Web上では紹介できないのがちょっと残念です。額はニトリのポスターフレーム。チープな材料ですが、お値段以上には仕上がったかと思います。

会場では、ストリートで撮った動画やスライドショーを音楽と一緒に流しました。音楽の方が著作権上アレなので、Webには上げられませんので・・・というところです(笑)

あづみの写真交流展「十人十色」のウェブサイトはこちら